おはようございます。
ずっとインフルエンザで寝込んでた荒です。
ワクチンを打ってないからか熱が継続しやっと下がってきました。
気持ちまだ倦怠感が残り、気持ちも沈んできたところで今日は少し心がぽかぽかなるお話をしたいと思います。
先週の火曜日のことです。
バイトが終わり、迎えが来ている郡山駅ロータリーに向かう途中に商店街を通りますが、その際フィリピン系の人に声をかけられました。
そしたらメモを見せてきたのですがその中身を要約すると
「私は留学生です。ですがお金がありません。お菓子をプレゼントするので500円と交換してくだされば嬉しいです」
と綺麗な字で書かれていました。
ふと彼女の腕を見れば綺麗にラッピングされた袋が何個かぶら下がっていました。
私は2ヶ月前にフィリピンに行きましたがその際こういう手腕でお金を騙し取るなんて光景何度も見てきました。しかし彼女にはそんな感じもなく、世間話をして、500円と引き換えにお菓子をいただいて帰宅しました。
いいことをした気分になりましたが、そのことを親に言うのはためらいました。なぜなら私の留学を反対してくるのは私が話しかけられればすぐ足を止める癖があり、過去に何度もその癖で問題を起こしているからです。
しかし親に隠し事はできないタチで素直に言ったら、
第一声が「なんでもっと早く言ってくれなかったの?その子どこ?私も何か寄付しなきゃ」
だったので私はまだ親の大きさを見誤っていたことに気づきました。
正直に、両親に言うのは緊張したというと、
父親に
「お前のしたことは、例え詐欺で財布が盗まれたとしてもやった価値があるよ」
と言われ、母からは
「むしろそこで500円渡してなかったら家追い出してた、えらいね」
なんて言われ、心からこの両親の子供でよかったと本当にあの時は思ったんです。
同時に少しでも詐欺を疑った自分が恥ずかしくなり、今度からは困ってる人がいれば先入観にとらわれず真っ先に声をかけようって再認識しました。
先入観にとらわれない、固定概念を捨てようって学んできたはずなのに、少し経つと周りと同化してきていることに気付かされ、時に自分を見つめ直す時間を作った方がいいなと思いました。
Comments