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第168回芥川賞(執筆:鈴木)

皆さんこんにちは。

水曜日担当の鈴木です。


突然ですが、先日芥川賞が発表されたことをご存知でしょうか?

今回賞を受賞された作品は「荒地の家族」という作品です。



本作品は、震災の津波で大きな被害を受けた

宮城県亘理町に住む40歳の植木職人の男性が主人公です。

仕事道具を津波にさらわれ苦しい生活を余儀なくされた男性は

さらにその2年後、妻を病気で亡くします。

家族との関係性や故郷の風景が変わる中で、

喪失感を抱えながらも生活をたてなおそうともがく主人公の心情を

淡々とした文体で描いているそうです。


作者の佐藤厚志さんは仙台市出身の40歳の方で、

大学卒業後、20代半ばから小説を書き始め、

2017年「蛇沼」で文芸誌の新人賞を受賞しデビューしました。


(https://www.yomiuri.co.jp/pluralphoto/20230121-OYT1I50116/)


現在は仙台市内の書店に勤めているのですが、

この書店というのが、私が幼少期からよく通っていた本屋で、

佐藤さんのことも何度か目にしたことがあったので驚きでした。


また、作品の舞台となっている宮城県亘理町についても

私の祖父母が住んでいる地域であり、

祖父母は実際にそこで震災を経験しているので

なんとなくこの作品に親近感がわきました。


これまで私は芥川賞などをあまり意識したことがなかったのですが、

せっかくの機会なので近いうちに「荒地の家族」を読んでみたいと思います。


今回は以上になります。

ご覧いただきありがとうございました。

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